
どーも。TORAです。
フリースタイルダンジョンのブームも落ち着きHIPHOPがまた下火になってきましたね…
皆…もっとHIPHOPを聞いてくれ…
シーンがどんどん廃れていく…
このままでは2000年代後半のHIPHOP氷河期が再来しちまうよ…!!
(2000年代後半はマジで廃れてました。MCバトルは結構盛り上がってましたが、HIPHOPファンはマジで少なく、殆どの人がKREVAしか知りませんでした…KREVAすげぇな…)
こうなったらtoraがHIPHOPを盛り上げるしかない!!そんなことはない
ってことで
フリースタイルだけがラップじゃない!!
音源がおすすめのこれだけは聞いとけってラッパーを紹介するよ!!
①NORIKIYO
2007年にアルバム「EXIT 」で鮮烈なデビューを飾ったNORIKIYO。
相模原を拠点に活動するラッパー集団SDJUNKSTAのリーダーでしたが今はソロでしか活動してないようですね。
ファーストアルバムのEXITではいかにもHIPHOPなハスラー感漂うスタイルだったが、アルバムを重ねるごとに変化して社会風刺やシーンへの批判などメッセージ性が強くなっています。
ちなみにフリースタイルダンジョンやジブラもガッツリdisられました笑
フリースタイルダンジョンdisの曲はこちら
音楽性は変化しながらも自分が思うことをラップで強く訴えかけていくスタイルを貫いているところがかっこいいです!
特にリリックのセンスは抜群ですね。是非歌詞を注目して下さい。NORIKIYOが最高のリリシストであることが分かります。
ラップスキルの高さをとってもこれからのHIPHOPシーンを牽引していくことは間違いありません!
アルバム毎に音楽性が全く違うのでとても迷いますがおすすめの1曲は
デビューアルバムEXITから『DO MY THING』で!
めちゃめちゃかっこいいぜ!
////////////////////////// //////////////////////////②OZROSAURUS
OZROSAURUSは1996年横浜で結成されたグループです。
今はバンドスタイルですがベースのぶっとい音がラップと合うこと合うこと…
ハマの大怪獣ことOZROSAURUSのMC「MACCHO」は個人的にフロウが日本一かっこいいラッパーだと思ってます!!
ギャングスタなリリックも多いですが横浜をレペゼンする曲や家族愛をラップした曲まで幅広いです。
DJ PMXのWest Sideビートに乗せたラップなんかは鳥肌モンです!
あとめちゃめちゃLIVEが上手い!!音源かと思うくらいですよ!
私も横浜出身なので学生時代はOZROSAURUSばっかり聞いてた時期もありました。
名曲ばかりのOZROSAURUSですが、おすすめの曲は2012年のアルバムOZBUM ~A:UN~から『Profile』です!
このフロウ最高だぜ!!
////////////////////////// //////////////////////////③SALU
2010年代のシーンを語るなら外せないMCのSALU!
HIPHOP界の大物プロデューサー兼トラックメイカーであるBACHLOGICに才能を見出され1stALBUMのレコーディングが始まりました。
そして2012年に - 1st ALBUM 『IN MY SHOES』をリリースしてからその1年間はSALUの1年と言っても過言ではない程の活躍でした。
今でこそSALUの様なUSスタイルは珍しくないですが当時は衝撃でした!
「日本語でここまでできるのか!!!」って思ったのを覚えていますね。
間違いなく日本語ラップのレベルを1段上に引き上げたラッパーです。
今では大物SINGERとも数多くコラボし1ラッパーから日本が誇る1流アーティストにまで成長しました。
またファッション誌にもよく登場しているおしゃれさんですね。
そんなSALUのおすすめの曲は王道で1stALBUM、IN MY SHOESから 『The Girl on a Board feat. 鋼田 テフロン』です。
大分POP寄りな曲ですが①②とギャングスタよりなのでここらで味付けを変えてみます笑
ハードな曲もかっこいいので他の曲も是非チェックしてください!
不思議と頭から離れない曲だなぁ
④BADHOP
最近HIPHOPにハマったという人はBADHOPの曲を聞きまくっているのではないのでしょうか。
高校生ラップ選手権処代王者になり一躍脚光を浴び、フリースタイルダンジョンの初代モンスターも務めたT-Pablowがいるグループです。実質的なリーダーは双子の弟のYZERRですが。
川崎出身のBADHOPメンバーは壮絶なバックグラウンドがありまさにハスラーいや、もはやギャングだろってくらい荒れたストレートライフを送ってきたそうです。
T-Pablowは10代で地元のしがらみから抜け出す為に叔母がいるニューヨークに渡航したりと信じられない荒れた生活をしていたそうです。
リリックにも当時の生活や犯してきた罪が書かれています。
そんな地域で共に育ったBADHOPですが音楽はただの仲良しグループではありません!
正直最初はT-Pablowの知名度に乗っかったグループかと思いましたが音源を聴いた後は震えましたね。
メンバー全員のラップスキルが高く「この若さでこの完成度の曲が作れるのか…」と驚愕しました。
これからの日本語ラップはBADHOPが牽引して行くんだろうなぁ。
武道館公演も果たし飛ぶ鳥を落とす勢いのBADHOP!!
そんなBADHOPのおすすめの1曲はALBUM、BAD HOP HOUSEから『Kawasaki Drift』メンバーのマイクリレーに耳をジャックされますよ!
皆怖そうだなぁ…
⑤SEEDA
日本語ラップシーンを語るならSEEDAは外せません!
SEEDAは川崎のHIPHOPグループSCARSのクルーでした。
今でこそ川崎といえば④で紹介したBADHOPですが2000年代の川崎といえばSCARSでした。ドラッグや裏切りなどリアルなストリートを綴ったリリックが刺激的だったなぁ…。
そんなSEEDAは2005年に1stALBUM『GRREN』をリリースしました。当時は今とは違い高速フロウのバイリンガルラップでした。この時もめちゃくちゃかっこよかったです。しかしSEEDAが本格的に有名になったのは2006年のALBUM『花と雨』からですね。BACHLOGIC全面プロデュースのこのALBUMは今でもHIPHOPファンの間で語り継がれるクラシックになりました。ちなみに1stALBUMもBACHLOGICが関わっています。SALUの紹介でもBACHLOGICに触れましたが、BACHLOGICマジすげぇ…
『花と雨』に収録された曲、「ガキのタワ言」でフューチャリングしているK-NEROは若き日のNORIKIYOです。
やっぱり大成するラッパーは昔から爪痕残してるなぁ。
そんなSEEDAのおすすめの1曲はアルバム「花と雨」から『不定職者』です!
一緒に「ッワーッ!ッワーッ!」って言いたくなりますね!笑
ここまで登場したラッパーが全員神奈川勢ですが贔屓しているわけではありませんよ!!たまたまですから!!
⑥キングギドラ
ここで来たか!キングギドラ!!!
日本語ラップの歴史には欠かすことができないグループです!
2MC1DJの3人組グループでメンバーにはそう!!
あのZEEBRAです!!!
フリースタイルダンジョンではオーガナイザーを務め、番組でラップすることは少ないですが今聞いてもめちゃめちゃかっこいいフロウです。
ZEEBRAの他にはKダブシャインとDJ OASISからなるキングギドラ。
1993年に結成後、1995年に空からの力で衝撃のデビューを飾りました!
その後に解散、再結成を経て2002年にはアルバム「最終兵器」の1曲『公開処刑』でDragon AshのKJを痛烈にdisり話題になりました。これはHIPHOPシーンの歴史でも大事件でしたね。disの文化はここから日本に伝わったのではないでしょうか。
公開処刑の歌詞はこちら
この90年代から2000年代前半は今のHIPHOPシーンの大御所が活躍していた時代です。その中でもキングギドラは一際目立っていました。解散した時はまさに伝説のHIPHOPグループって感じだったそうです。そんなキングギドラのおすすめの曲は
やっぱり『公開処刑』!!
KJごめんよ…
ジブさんもっとラップやろうぜ!
Kダブシャインと和解したんだから再結成してくれよ!
⑦唾奇
唾奇は2017年から一気に有名になったラッパーです。フリースタイルダンジョンの初代モンスターCHICO CARLITOと同じ沖縄出身のラッパーです。CHICO CARLITOとも仲が良いみたいです。
今や色んなイベントに引っ張りだこの唾奇ですが、男グセが悪い母親にネグレクト同然に育てられ、姉はシンナーを吸っている家庭で育つという壮絶なバックグラウンドがあります。
しかしそんなことは微塵も感じさせない自然体で心地よく耳に入ってくるフロウと思いついたことをそのままラップしているようなストレートなリリック魅力です。相棒のトラックメイカーSweet Williamのビートと合わさり何とも言えない心地よさでドライブとかにぴったりです。
そんな唾奇のおすすめの1曲は
『Take It Easy 』です。
正確には唾奇ではなく、高校生ラップ選手権で活躍したTAKAことWillyWonka名義のSACULAというアルバムの1曲ですが唾奇の良い感じのラフさが出ててついリピートしてしまうんですよね。
シコティッシュから始まる曲初めて聞いたわ笑
⑧ANARCHY
京都出身で2005年にシングルGhetto KingでデビューしたANARCHY。
暴走族の総長だったANARCHYはなんと当時はまだ日本で3件目という激レアな犯罪【決闘罪】で逮捕されています!笑
他の2件が気になる…
ANARCHYのラップはゲットーから這い上がる強い意志を感じます。
貧困家庭のリアルや貧しい子供への応援をラップすることが多いです。
ちなみに今はタトゥーが増えてもっと怖い見た目いなってます。
そんなANARCHYのおすすめの1曲はアルバム「Dream and Drama」より『Fate』!!
ANARCHYシブいぜッ!!
⑨KOHH
派手なファッションに全身タトゥーまみれのKOHH。
2014年にアルバム『Monochrome』でデビューしてから破竹の勢いで日本語ラップシーンを駆け抜ける男。今では日本語でありながら日本を飛び出し海外で活躍しています。
宇多田ヒカルやONE OK ROCKのtakaも絶賛するKOHHですが、ついにはマライア・キャリーとのコラボも果たしました!!
凄すぎる…
KOHHというアーティスト名は幼い頃に亡くした韓国人の父親の名前【黄】から取ったそうです。父親の死後、薬物中毒になった母親と団地で暮らしていたというバッグボーンを背負っています。
KOHHのラップはとにかくストレートです。
スローなビートに思ったことをそのまま短い言葉で吐き出す。それが海外でも聞きやすくてウケているんでしょうね。母音の発音もしっかりしてて聞き取りやすいですし。
そんなKOHHのおすすめの1曲は『貧乏なんて気にしない』
どストレートなKOHHの世界観に魅了されるぜ…
シンプルイズベスト!
⑩Buddha Brand
ラストを飾るにふさわしいラッパーがいるとしたらコイツらしかいない!!
日本語ラップを作り上げ、日本にラップを浸透させた伝説のグループ!!
Buddha Brand!!
最近フリースタイルダンジョンからHIPHOP好きになった人も多いでしょうが、昔からのHIPHOPファンにBuddha Brandを知らないといったら確実ににわか扱いされますよ。
むしろ無言で立ち去られるレベルです。
AKBファンが前田敦子を知らないのと同じくらいヤバいです。
Buddha Brandがいなければ今の日本のHIPHOPシーンは全く違うものになっていたでしょう。
1989年、異国の地ニューヨークでは後に伝説となるHIPHOPグループが誕生しました。DEV LARGE、NIPPS、CQ、DJ MASTERKEYの4人で構成される『うわさのちゃんねる』です。
これが後に『Buddha Brand』と名前を変え日本に逆輸入されます。
そして1996年にリリースされた「人間発電所」は日本語ラップの歴史の中で最高のクラシックになっています。
キングギドラのデビューとほぼ同時期ですが、日本語でも洋楽みたいなかっこいいラップができると日本に知らしめたのは間違いなくBuddha Brandです。
ビートといい、乗せ方といいまさに革新的でここから日本語ラップが始まったと言っても過言ではないでしょう。
メンバーの不仲などで解散した後は2015年にリーダーのDEV LARGE(デブラージ)が急逝し、再結成は叶わぬ夢となりましたがBuddha Brandの存在は色濃く日本語ラップファンの胸に刻まれています。
そんなBuddha Brandのおすすめの1曲は!
言うまでもないでしょう!
今聞いても色褪せないかっこよさ!!
最高だよ…
以上がtoraが選ぶおすすめの日本語ラッパー10選です!
最近のブームからHIPHOPファンになった人は絶対に聞いてみて下さい!!
今のフリースタイルバトルが注目されるシーンの中でもフリースタイルをやらずに音源メインで活動しているラッパーの方が遥かに多いです。
是非フリースタイラー以外のラッパーもチェケラして下さい!!
では!!