新しいリールが出るたびによく聞く言葉「このリールは剛性がナンタラカンタラ〜」
この剛性ってすごく定義がフワフワしてる気がする。
リールに剛性って必要?そもそも剛性とはなんぞや?
この記事はメディアの剛性という売り文句に騙されている可哀そうな散財バサーの為の記事です。
必要ないリールを買い漁るくらいなら仮想通貨でも買って寝かしておきましょう。
剛性=壊れやすさ
剛性のことをこう勘違いしている人がいます。
剛性=壊れにくさ
でもリールってそんなに壊れますか?
プラ製の軽量リールをヘビーに使いまくってても普通に釣りする分にはぶっ壊れることってほぼないですよね?
ダイワの150gクラスの軽量リールでパンチングしたりビッグベイトぶん投げたりしてますが10年近く使った今も不具合なくバリバリの現役です。
壊れるとしたら勢いよく落としたりぶっ叩いたりと強い衝撃を与えた時くらい。
つまり週末だけ釣りにいくサンデーアングラー程度の使い方でぶっ壊れるリールなんて無いということ。
※あなたがバスプロの様にほぼ毎日釣りをする人なら別です。筆者はそんなに釣り漬けの日々を送ってないのでその場合は分かりません。
このことから、【剛性=壊れやすさ】であればリールを選ぶ上では限りなく優先順位は低いと思うのです。
筆者が考える剛性とは。
筆者が考える剛性とはリールの【たわみ】です。
マグナムクランクや大きいスピナーベイト、リップ付きビッグベイトなど巻き抵抗の大きいルアーを巻いたとき、剛性の強いと言われるリールでは圧倒的に巻くのが楽なのです。
ギア比で巻き抵抗が変わることとは別で、ほぼ同じ巻取り量のリールでも剛性が強いリールで巻くと疲労感が確実に少ない。剛性が低いリールでマグナムクランクを巻き続けようと思っても1日持ちません。
これはリールに負荷がかかってボディがたわんでいるからではないでしょうか。(歪みの方が正しい表現か?)
剛性のあるリールの代表格は【18バンタムMGL】ですが、アルミ一体のコアソリッドボディによりロープロ型リールでは最高クラスの剛性を誇るこのバンタムMGLやカルカッタコンクエストなどの丸型リールでの巻心地が良いのはこの【たわみ】が少ないからかと。
ボディのたわみを無くすためにカッチリとメタルボディで重い作りになるので結果的に衝撃にも強く壊れにくいリールになるだけで【剛性=壊れにくさ】ではないのです。
結局剛性は必要なの?
上述した理由から重量級の巻物には剛性が必要です。楽に巻けることで余裕が生まれ、バイトの際の些細な巻き抵抗の変化を感じ取ることができます。
俺マッチョだからどんなリールでも疲れないよって奴は知らん。
しかし撃ち物のリールでは剛性を重視する必要はないと思います。むしろ手数が多くても疲れなくて、テクニカルなキャストでもノントラブルな軽量のSVリールの方が向いているかと。
やたら剛性がどうとか言われる昨今のバス釣り業界ですが、間違った買い物をしない為にも自分が必要なリールに剛性が重要なのかはよく考える必要がありますね。
と言いながらもかっこいいのでバンタムMGLが欲しくてしかたない筆者なのですが(笑)
では。