自称ジグ好きの筆者ですが、ダイワのマルチジグssが素晴らしすぎるので愛を込めて語ります。
ダイワのマルチジグssのインプレ
パッと見はただのフットボールジグですが細部へのこだわりと名前の通りのマルチ具合から速攻で1軍入りしたラバージグです。
斜めアイ
フットボールジグといえば最も多いのが90度アイ。フットボールジグならではのボトムの起伏に引っ掛けてトレーラーを立ち上げるアクションや移動距離を抑えたアクションはアイが後方にあるほどやりやすいです。
※90度アイのDEXフットボールジグとの比較
この僅かな起伏も逃さないスタックさせやすさがフットボールジグの強みですが、スタックさせやすいということはスリ抜け性能が悪いということ。
マルチジグssは斜めアイにすることによってスリ抜け性能とスタックさせやすさが絶妙なバランスになっています。
良く言えばマルチなジグ、悪く言えば中途半端なラバージグということですが、タックル1本でランガンする陸っぱりスタイルの筆者にはライトなカバー撃ちからボトムパンプ、スイミングもそこそこできるマルチさがたまらなくどストライクだったりします。
マルチジグをマルチに使っている動画を貼っておきます(笑)
立ち上がりアクションが90度アイに負けない様に斜めアイでもしっかりトレーラーを立たせるアクションが出せるよう立ち気味の姿勢なのもGOODです。
写真左マルチジグss、右エッグボールジグ
横アイ
個人的にはラバージグは横アイ1択です。縦アイだとアイからストラクチャーにコンタクトして抜ける際に横倒れの姿勢になることが多い気がします。このときにガードとフックの間に枝などが入り込むことが回収不能な根がかりの原因になっているのかと。
その点、横アイなら接触面を起点に立ち上がってカバーを抜けてくるのではないでしょうか。
ラインが引っ張られることでジグが起き、上方向にクリアしてくるイメージ
実際に経験上カバーからの生還率が高いのはゼロワンジグやガンタージグなど横アイのラバージグです。
サクサスフック搭載
ラバージグで最も大事なポイントはフックだと思っています。
だってフック変えれないし
ガードやラバーはチューニングや巻き変えができますがフックだけは購入した状態から変えることができません。なのでフックの形状やら品質はラバージグの超重要ポイントです。サクサスフックならその性能は折り紙つきですし、カバー撃ちも想定するとフットボールジグにしては大きめで太軸のワイドギャップなフックも素晴らしいです。
世に出ているフットボールジグってフックが細いんですよね。フットボールジグのタックルってカバージグよりライトでラインも細くなるので、それでも刺さる様にってことなのでしょうが。
ナローギャップで小さめのフックが多いのも、フットボールジグのスピード感を殺さない様にバルキーなトレーラーは着けないのが一般的だからだと思います。
フットボールジグの名手、福島健さんはスカルピンを良く使っているよね。
通常のフットボールジグの様にオープンの地形変化を探るだけならそれでいいのですが、カバーに絡めるとなるとバルキーなトレーラーをつけることもありますし丈夫で大きめのフックが欲しいところ。その点このマルチジグssは素晴らしいバランス。失禁しそう。
※3/8ozのエッグボールジグとの比較
ワイドギャップのデメリットもあるのですがそれは別の記事で。
ウエイト表記
ヘッドにウエイト表記があるのもありがたいです。
ボックスにゴチャっといれた時でもひと目でウエイトがわかります。
ズボラ系アングラーにはこれが結構大事。
価格
ラバージグってウエイト、サイズを揃えると結構な出費になりますよね。鉛よりも感度が高く、削れない樹脂タングステンヘッドのものであればなおさらです。
しかしこのマルチジグss、樹脂タングステンヘッドでありながら14g以外は税抜価格400円台という非常に優秀なコストパフォーマンス!
今まで樹脂タングステンでガード付き横アイのフットボールジグはDEXフットボールジグとジャクソンのエッグボールジグを使っていました。
どちらも非常に優秀なジグですが、DEXフットボールジグは90度アイだったりエッグボールジグはワームキーパーにウエイトが分散している分、垂直に落ちる力が弱かったり(気にしすぎか…?)
エッグボールジグはキーパーがワイヤー式ではない
上述した様にフックの面で不満があったことも事実です。(どちらも優秀なラバージグでシチュエーションによってはマルチジグssよりも多用します。)
しかし何よりもこれらの2つは価格が高い!DEXフットボールジグは人気が無いのか安売りされていることもありますが。
8/3ozでマルチジグssが490円なのに対し、
・エッグボールジグ810円
と大きな差が…
この完成度でこの価格のマルチジグssが凄すぎるのですが。
とマルチジグssへの深くてメンヘラばりに重い愛を語ってみましたが、ガードの強さやら、手に入りやすさやら語りきれない程の魅力がある素晴らしいジグなのです。
同じくダイワから出ているカバージグssも非常に優秀なラバージグですが、その話はまた別に。
では。