冨本タケルプロが考案したノーシンカーでディープを攻めるというメソッドで一世を風靡しているカバースキャット。
この投稿をInstagramで見る
なんとなく流行り物を拒否しがちな中2病気質のある筆者ですが使ってみたらまぁ釣れるわ。
ラージマウスバスのみならずスモールマウスバスも釣れました。
メディアに踊らされっぱなしのカモアングラーと同じ様に入荷情報があれば釣具屋に行く病にかかってしまいました。
今回はなぜカバースキャットが釣れるのかを考えていきたいと思います。
なぜカバースキャットは釣れるのか
そもそもカバースキャットじゃなきゃ釣れないん?
筆者としてはカバースキャットでなくては釣れないとは思っていません。
同じ様なサイズ感と形状、自重であれば釣れると思っています。
それってもはやカバースキャットじゃね?
カバースキャット独自のマテリアルとか胡散臭い要素ではないってこと。
結果としてジークラックのイモリッパーくらいしか同じ様に使えるワームはないのが現状ですが。
(イモリッパーも1g以上カバースキャットと自重が違うので全く同じという訳ではありません。)
現状ではカバースキャットが手に入らない場合の代替品としてはイモリッパー95がベストです。
今度イモリッパーの高比重モデルが出るらしいのでそれに期待中です。
イモ系ワームのノーシンカーでボトムを攻略するメソッドは昔からありましたが、それらのワームとカバースキャットの最大の違いは圧倒的な自重。
16g超のカバースキャットであればディープも多少の流れも攻略できます。それまでノーシンカーが立ち入れない領域に突如カバースキャットが現れたらそりゃバスも食うわ。
ラインの存在感Nothing?
数ジャーク、ロングポーズを繰り返すカバースキャットの釣りは1投に10分以上かけることもある【スローダウンの向こう側】的な釣りです。
それだけステイの時間が長ければ比重の重いフロロラインは水中で弧を描きボトムに這うような形になり、ラインの存在感を消してくれます。
ラインの存在感を消すほどバスが釣れるのはバス釣りでは立証済みのテーゼですが、太糸派の筆者は頭では分かっていても気にしない様にしていました。
でもこれだけカバースキャットが釣れると流石に…ねぇ…?
でも簡単にラインブレイクする様な細さはダメよ。
水平フォールがキモ?
巷では水平フォールが釣れる理由と言われていますがそれはあまり関係ないと思います。
上述した通りラインが沈みきっている釣りなのでジャークしてもルアーは数センチしか浮き上がらずにボトムを這うだけのはずです。
やっぱり動き?
カバースキャットの釣れる理由の1つは後方重心で移動距離を抑えたボトムでのドッグウォークだと思います。できるだけ移動距離を抑え1点でネチネチと誘うことでストライクゾーンの狭いバスにも口を使わせることができるのかと。
また、それなりに体積のあるものがキビキビと動くことで生じる水押しによるリアクション効果も大きいと考えています。これがファットイカなどスピード感を殺すスカートがついたワームでは釣れない理由でありカバースキャットのボディ形状の恩恵です。
イメージとしてはステイ中にバスがカバースキャットを見に来た時に1点で強い波動で動くことでリアクションで口を使ってる感じ。
さながらリアクション要素を加えたイモ放置の釣りってところでしょうか。
とカバースキャットが釣れる理由を個人的に考えてみました。
今は代替品もほぼ無くカバースキャットでしか釣れない状況ですが、同じ様なボディ形状と自重のワームが後発で出ればそれでも釣れると思います。
モラル的にどうなのって話もありますが。
カバースキャットもっと流通してくれよ…
では。