この間フィギュアのリペイントに挑戦してみたのですがシタデルカラーという塗料が非常に優れものなので紹介します。
シタデルカラーとは
もともとはウォーハンマーというイギリス発祥のボードゲームの駒を塗る為の塗料です。
このウォーハンマーは駒となるミニチュアの作りが非常に精巧で遊ぶだけでなくコレクションしたり好きな色に塗るのが目的で購入する人も多い様です。
うまい人はこんな風にミニチュアを塗れるようです。
カッコよすぎだろ!
ペインターのせなすけさんのYouTubeチャンネルでシタデルカラーの解説や作品を公開しています。
シタデルカラーの特徴
シタデルカラーの最大の特徴は無臭であること。密室でフタを開けても全く臭いません。花粉の時期や寒い時期に窓を開けなくて済むのはありがたいです。
家族にも文句言われないしね。
そしてシタデルカラーは水で希釈することができます。普通の塗料は専用のうすめ液で希釈しますがうすめ液は揮発性だし吸い込むと有害だしで扱いに気を使います。それに比べ水道水で希釈できるシタデルカラーはめちゃくちゃ楽です。
手についても水で落ちるしね!
趣味塗装みたいなガチペインターではなく好きなドラゴンボールフィギュアに味付けしたい程度のライト層の筆者には気軽に扱えるシタデルカラーは非常にありがたいです。
シタデルカラーの種類
シタデルカラーには用途に応じて色々な種類があります。
ベース
隠蔽力の高い濃い色です。一番最初に塗る色です。濃いですが重ね塗りがやりやすいです。
レイヤー
ベースの上から塗る色でベースより明るい色が多いです。ベースに重ねて塗ってグラデーションやハイライトを入れるのに使います。一番種類が多い色です。
シェイド
暗めのシャバシャバな塗料で全体の色味を落ち着かせたり溝に流してスミ入れの様に使う塗料です。凹は濃くなり凸は明るくなるので勝手にハイライトが入ります。
こちらの記事で使用しているウェザリングカラーの様な使い方です。シェイドは拭き取る必要はありませんが。
ドライ
ドライブラシ専用の塗料です。非常に粘土が高くて硬いです。乾燥させたワックスみたいな感じ。
コントラスト
シェイドの様にシャバシャバ系のカラーです。色付きのシェイドみたいな感じでスミ入れ、ハイライトが簡単にできます。
テクニカル
血糊や錆、光沢などの特殊な再現に使う塗料です。
エアー
エアブラシ専用の塗料です。(使ったことありません)
シタデルペイントシステム
ペシタデルペイントシステムと呼ばれる初心者でも簡単にペイントできる塗り方があります。
・ベースを塗る
・シェイドで影をつける
・レイヤーで濃い色から塗っていく
・だんだん薄いレイヤーにする
これだけです。めっちゃ簡単に言うと濃い色から塗っていく。これだけです。
これだけで誰でもそれっぽい作品を仕上げることができます。
私もドライブラシをメインでシタデルペイントシステムの通りベース→薄いレイヤーの順に塗ってみたらいい感じに仕上がりました。ガチな人からしたら素人丸出し作品ですが処女作としては中々の出来ではないでしょうか。
こちらの動画でペインターのせなすけさんがシタデルペイントシステムでの塗り方を解説しています。
ちなみにドライを使わなくてもベースやレイヤーを付けた筆をキッチンペーパーで水気をとればドライブラシができます。
ベースとレイヤーとシェイドだけで十分遊べるね!
シタデルカラーはペイント初心者にこそおすすめです。扱いやすく筆ムラが出にくいので誰でも簡単に扱うことができます!筆者が実際にそうでした。
ミニチュアと一通りの塗料が入っているスターターセットも安価でありますので興味がある方はこちらから初めて見てはいかがでしょうか!
では!