川村光大郎さんが代表を務めるBottomupから2019年に発売されたスピナーベイト【beeble(ビーブル)】
OSPで数々の名作ルアーを手掛けた川村さん作ならば間違いはないと思っていましたが
SNSなどでも数多くの釣果があげられ、ビーブルの実釣力が証明されましたね。
釣りのほとんどがワイヤーベイト、カバー撃ち、ビッグベイトという引き出しの少ない筆者ももちろん購入しました!
今回はそんなビーブルのインプレ記事です。
Bottomupのスピナーベイト【ビーブル】のインプレ
ビーブルの特徴
Bottomupから発売したビーブル。
2019年12月の時点でラインナップは
・タンデムウィロー
・ダブルウィロー
となっています。
HPにも記載ある通り最大の特徴はアーム部分に取り付けられたスプリッターです。
このスプリッターが水を受けることにより今までのスピナーベイトにはなかった横揺れを発生させます。
動画でも確かに左右にスピナーベイトが振動していますね。
ビーブルの大きさを見てみましょう。
ノリーズのクリスタルSオリジナル3/8と比べてみると
ブレード、アーム共にクリスタルSよりコンパクトですね。
OSPのハイピッチャー3/8とほぼ同じサイズ感です。
ブレードのサイズを見てみるとフロントブレードはハイピッチャーより一回り小さいですが
リアブレードはビーブルの方が大きいです。
ガンメタがハイピッチャー、ブロンズがビーブルです。
ブレードの曲がり具合は若干ビーブルの広そうですが、ほぼ同じなのでブレードによるアピールの強さはハイピッチャーとほぼ同じか若干ビーブルの方が強めといったところでしょうか。
実際にスプリッターが水を受けて引き抵抗が重いと思いきや非常に軽い巻き心地だったのでビーブルのブレードによる水押しはさほど強くないのだと思います。
スピナーベイトはブレードの開き具合によって波動の強さが変わります。
ブレードが直線気味→ブレードの回転径が大きくブルンブルンと水を動かすハイアピール
となります。
ちなみにクリスタルSはブレードの回転径が大きくスピナーベイトの中でも非常にアピールが強い部類に入ります。
カラーやブレードの種類だけでなく、ブレードの回転径も考えてスピナーベイトをチョイスすることがスピナーベイトで釣る為のコツだったりします.
ビーブルの強さ
上記を踏まえて筆者が良く使うスピナーベイトを強さ順に並べると
↑弱
・キラーズベイトミニ
・ハイピッチャー
・ビーブル
・クリスタルSオリジナル
・クリスタルS
・クリスタルSシャローロール
・クリスタルSスーパースローロール
↓強
となり、ビーブルはやや弱めのスピナーベイトだと言えます。
関東では出番が多そうな強さですね。最初に投げる基準のスピナーベイトになりそうです。
スプリッターの効果
記事でも書きましたが霞水系でビーブルで3連発するということがありました。

30分もない短い間で3匹のバスが釣れ、しかも2投連続なんてのもありました。
ですがスピナーベイトがハマる様な状況ではなくむしろ霞水系の中ではクリアウォーターで真夏の晴天無風という巻きモノが活きる状況とは真逆でした。
実際、最初ホワイト系のクリスタルSを投げ倒しましたが全く反応が無く、手持ちのスピナベで最もフィネスなキラーズベイトミニも投げましたが無反応でした。
しかしビーブルに変えた途端短時間で3本も釣れたのです。カラーもホワイト系でクリスタルSと変わらないにも関わらず。
状況から考えてキラーズベイトミニの方が釣れそうなものです。
ビーブルの強さがドンピシャだったのだとしてもキラーズベイトミニでも1本は取れたでしょう。
クリスタルSとキラーズベイトミニになくてビーブルにあるものと言えばスプリッターです。
恐らくスプリッターの横揺れはアピールの為ではなく、複雑に動くことでバスに見切られない。という効果があるのではないでしょうか。
それならば今回のクリアで晴天無風というコンディションで釣れたことにも納得できます。
ビーブルの使いどころ
これらのことからビーブルの使いどころは
・クリア気味でバスがスピナーベイトを見切る状況
がオススメです。
また、見切られにくいという特徴からバスの目の前を通った時のリアクションの釣りやスピナベサイトでも使えそうです。
ビーブルのデメリット
ビーブルの唯一のデメリットはウィードエリアを引いた時にスプリッターがウィードにスタックしやすいということです。
やはりウィードレス性能は余計なパーツの無い通常のスピナーベイトに分があります。
以上、ボトムアップのビーブルのインプレでした!
非常に良くできたスピナーベイトなのでこれからも使いこんでみようと思います。
初めて買ってみる人はホワイトやナチュラル系のカラーでより見切られにくさを追求することで他のスピナベと差別化すると良いと思いますよ。
では!
